性器クラミジア感染症

性器クラミジア感染症

最近、10歳代の女性にクラミジアの感染が広がっているそうです。感染してもほとんど症状がないので、気づかないままうつしてしまうのが恐いところ。後遺症を防ぐためにも、あやしいと思ったらすぐ検査、治療を受けましょう。

性器クラミジアについてのFAQ

Q01.

若い女性に感染者が多い?

Answer

性器クラミジア感染症(以下、クラミジアと記載)は「クラミジア・トラコマチス」という病原体に感染することで起こります。精液、膣分泌液のほか、血液、唾液などにも含まれているため、性器の接触だけでなく、唾液が混じり合うようなキスや、口や肛門など性器外性でも感染します。
感染者は若い女性に多く、最近は15~19歳の若年層にも感染者が増えてきました。全国のクラミジア感染者は、医療機関を受診していない人も含めると、女性が約86万人、男性が約14万人、男女合わせて推定100万人といわれています。

Q02.

感染するとどうなのるの?

Answer

感染しても自覚症状はほとんどありません。男性では「尿道炎」が起こりますが、症状は軽く、分泌物が出る程度。また、数日で消えることもあります。女性も「下腹部痛」「性交痛」「おりものの増加」が起こることがありますが、クラミジアの症状とは思わず、放っておく人がほとんどです。
いずれも「自分が感染源である」という自覚がないまま、パートナーにうつしてしまい、感染が拡大していきます。

Q03.

放っておくとどうなるの?

Answer

女性では、まず子宮頚管に感染します。そこから子宮体部、卵管、卵巣周辺、骨盤内、腹腔上部へと広がっていき、「子宮頚管炎」、「子宮内膜炎」、不妊につながる「子宮付属器炎(卵管炎、卵巣炎)」、「骨盤腹膜炎」、激痛を伴う「急性肝臓周囲炎」などが起こります。
さらに、感染したまま妊娠・出産すると、産道を通るときに赤ちゃんに感染(母子感染)し、「新生児結膜炎」「新生児肺炎」が起こる危険があります。
男性では、精子がつくれなくなる「精巣上体炎」を起こすことがあります。
また、男女ともに性器の周りの細胞が傷つけられるため、ほかの病原体に感染しやすくなります。HIVに感染する確率が3~4倍に高まるという報告もあります。

Q04.

治療はどうするの?

Answer

治療には抗菌薬が用いられます。たいていは7~14日の服用で完治します。大切なのは「パートナーと一緒に治療を受けること」「治ったかどうかの確認のため再検査を受けること」です。

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