AIDS

AIDS

もうすっかり一般に浸透したAIDSという言葉。和名では後天性免疫不全症候群といい、HIVウイルス(ヒト免疫不全ウイルス) によって引き起こされる怖い病気です。性交渉や血液を介して感染したら、現代医療でも完治することは難しいでしょう。正しい知識をもち、AIDSにならないように気をつけるとともに、HIV感染者に対する不当な差別もまた、なくしていくように心がけましょう。

AIDSについてのFAQ

Q01.

キャリアって何?

Answer

HIVウイルスに感染していながら、AIDSを発症させていない人を指します。症状が現れていなくても、感染した後、キャリアの体内では抗体がつくられます。この抗体を調べることで、HIVに感染しているかわかります。キャリアはまだAIDSを発症していないため、無意識のうちに媒体となって第三者にHIVウイルスをうつしてしまう危険性があります。 通常、ウイルスは免疫反応の後、体外に排出されるべきものですが、このHIVはレンチウイルスというウイルスの仲間で、免疫反応が起きてもすべては死なず、細胞の中に生き残った一部のウイルスが何度も突然変異しては免疫反応をくり返す、という特徴をもっています。 キャリアの期間は個人差があるものの、7年から10年くらいだとされています。この間に少しずつ免疫力が低下していき、発熱、下痢、体重減少といったAIDSの前段階の症状が現れてきます。さらに免疫力低下するとカリニ肺炎、口腔ガンジタ症などの日和見感染症や、カポジ肉腫、悪性リンパ腫などの悪性腫瘍を起こします。

Q02.

セックスは駄目だけどキスは大丈夫って本当?

Answer

基本的に唾液でうつることはないとされていますが、絶対とはいい切れません。軽いキスなら問題ありませんが、大量に唾液がいき来するディープキスのような場合には、全く安全だとはいえません。

Q03.

コンドームをつけていれば問題ない?

Answer

コンドームをつけていれば基本的にはうつりませんが、コンドームの避妊率が90% だということを考えると、絶対に安全だとはいえません。しかしながら、セックスパートナーがキャリアかどうかわからない場合は、コンドームの着用が必要なのはいうまでもありません。生理中のセックス、オーラルセックス、傷のある手で性器に触れたりすることもまた同様に危険ですので気をつけましょう。

Q04.

検査はどんなところで受けられるの?

Answer

保健所であれば、匿名無料で受けられます。一般病院では3000円くらいの費用がかかります。思い当たる日から6週間以降に検査を受けるようにしましょう。あまり早い時期に検査を受けると、感染していながら陰性反応が出ることもあります。また、約1週間後に出る検査結果が陽性だった場合、確認検査を行って診断が確定されます。キャリアの女性が子どもを産み、罪のない子どもにHIVを移してしまったという例もたくさんあるので、少しでも思い当たるふしがある場合には必ず検査を受けましょう。

Q05.

予防としては何が有効?

Answer

何といっても、多くの人と性交渉をもたないことが第一でしょう。男女ともが一生に一人の人だけとセックスをしていたら感染は間違いなく起こりません。それが無理ならせめてコンドームだけは常につけるように心がけましょう。血液製剤や輸血などで感染した例もありますが、この場合の予防は難しいといわざるを得ません。ならばやはり最低限、性交渉という自分自身の責任で行う行為においては精一杯注意を払い、“うつらない”“うつさない”ように努力をすることが、最大限の予防であるといえるでしょう。

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