「黄色のおりもの」は病気かも

普段からおりものの色の変化をチェックしよう

通常のおりものは、半透明~白っぽく、乾くと黄色か褐色になります。やや甘酸っぱいような臭いがすることもありますが、それほど気にならないのであれば正常な範囲。
でも、色・量・臭いが大きく変化する場合は、ストレスなどによる疲れで、ホルモンバランスが乱れているサイン。ゆっくり休む時間をとって、疲れをケアしてあげましょう。 おりものの量の異常や変化が、ときには病気が原因で起こっているケースもあります。普段から自分のおりものの状態を知っておくことで、身体の変化や異変を早めにキャッチしましょう。

「黄色いおりもの」の原因

「黄色いおりもの」……とはいっても、その原因はさまざま。黄色と識別しても、薄い黄色もあれば、膿のように濃いもの、泡立っているものなどさまざまです。その状態によって病気や雑菌によるものなど要因もさまざまです。

おりものが黄色くなるのは、異常がある場合だけではありません。透明や乳白色の正常なおりものも、下着について乾いてしまうと黄色く変色します。大事なサインを見落とさないためには、トイレに行った際にトイレットペーパーについたおりものの色を確認することを習慣とすると良いでしょう。

色ばかりでなく、痛みやかゆみをともなうものもあるので、病気が疑われるようならば、躊躇せずに婦人科に受診してください。

★クラミジア感染症

クラミジア感染症の症状の特徴のひとつに、黄色いおりものがあります。おりものの量が増え、排尿時に痛みがある場合には、クラミジア感染症の可能性が考えられます。

セックスにより、クラミジア・トラコマティスという病原体によって感染し、発症します。感染してから、1~3週間後におりものが増えたりします。ただし、感染した女性の80%は自覚症状がありません。したがって気になるようなら、不特定の男性とのセックスのあとには調べたほうが安心です。

性感染症として有名で、最近若い女性に急増しています。子宮頸管炎や卵管炎、卵管周囲炎といった症状を引き起こすことがあり、不妊症につながることもあります。

★子宮内膜炎や卵管炎

子宮内膜炎は、さまざまな細菌を原因として起こる炎症です。子宮の内側をおおっている粘膜と同じような組織が、子宮以外の場所に発生する病気で、本来の子宮を同じようにホルモンの影響を受け、月経周期に合わせて増殖、月経時にはがれて出血します。ただし、月経血のように出口がないため、発生した場所にたまって炎症をおこします。とくに卵巣内に内膜症が発生すると、チョコレートのような袋ができ、月経時や月経以外のときに出血することがあります。悪臭のある膿のような黄色いおりものが続き、発熱や下腹部痛を伴う場合もあります。

強い月経痛をともなうとともに、不妊の原因にもなるので、きちんと治療したいもの。若い女性に多いので注意しましょう。

同じく細菌感染などが原因として起こる卵管炎も、突然の発熱や下腹部痛、膿性のおりものが症状として現れることがあります。

★淋病

淋菌という細菌が、膣、子宮頸部や体部、卵巣、卵管に感染して炎症をおこします。男性の性病と思われていますが、最近は女性にも増え、女性の場合には黄色い膿のようなおりものが増えます。においも強いケースは淋病の可能性があります。この場合、おりものに異常が見られるようになるのは感染後3 ~9 日後です。

症状が進むと発熱や下腹部痛を起こし、不妊の原因ともなります。目に感染した場合には失明を招くこともあります。

★トリコモナス膣炎

子トリコモナス原虫の感染によっておこる性感染症のひとつです。感染から数日して、濃い黄色、黄緑色のおりものがみられ、強くにおうとともに、外陰部の痛みやかゆみを伴います。おりものの刺激で、膣や外陰部がかゆなります。

男性も感染しますが、自覚症状が現れにくいので、女性だけが治療しても、無治療の男性とのセックスでキャッチボールをし、再感染を起してしまいます。かならずパートナーといっしょに治療しましょう。症状が進むと免疫力の低下を招き、ほかの感染症のリスクも高まりますから、早めの対応が必要です。

★膣内に異物が入っている

タンポンやコンドームを入れたまま放置してしまった場合など、膣内に異物があると黄色いおりものやにおいの強いおりものが出ることがあります。膣内に余計なものを入れないこと、入れたものは完全の除去すること、常に膣内の清潔を保つことに徹底してください。さらにかゆみも伴う場合は、免疫力の低下などによって雑菌が増殖している可能性もあり、膣内を清潔な状態に保つよう心掛けてください。

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