生理周期でおりものは変化する

排卵期にもっとも分泌量が多くなる

おりものは、子宮頸管から出ている粘液や膣の分泌物がまじり合ったものです。

膣のうるおいを保ち、バイ菌などが子宮に侵入するのを防ぐという、女性のカラダを守るために大事な働きをしています。

おりものの量は、女性ホルモンと密接に関係していて、月経周期に合わせて増減を繰り返しています。通常、月経終了後だんだん増えていき、排卵期にもっとも量が多くなり、透明なゼリー状でよくのびるようになります。排卵のあとは量が減ってきて、粘り気のある黄白色のおりものに変化していきます。このような変化は、ホルモン分泌が正常に行われている証拠ですから気にする事はありません。また、排卵期に、おりものに血が混じることがありますが、たいていは中間期出血といって生理的な現象ですから心配はいりません。

女性ホルモンに左右されるからだの周期

女性のからだは、女性ホルモンの影響を受けながら一定のサイクルで変化をくり返しています。これが生理周期です。この周期には、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が関係しています。

排卵時に卵胞ホルモンの分泌量がピークを迎え、排卵後には黄体ホルモンの分泌量が増加。排卵後に妊娠しなければ、次第にふたつのホルモンの分泌量が減って月経を迎えます。

★卵胞期(増殖期)

下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモンの刺激を受けて、卵巣にある原始細胞の1つが発育を始めます。卵胞が発育して卵胞ホルモンが分泌されると、子宮内膜は少しずつ厚くなっていきます。排卵期卵胞刺激ホルモン(FSH )と黄体化ホルモン(LH)の分泌がピークに達し、成熟した卵胞を刺激すると中から卵子が飛び出してきます。これが排卵です。このとき、人によっては下腹部に痛みを感じることもあります。

★黄体期(分泌期)

卵子が飛び出したあとの卵胞は、黄体という組織に変化して黄体ホルモンを分泌。その作用で子宮内膜はさらに厚くやわらかくなり、受精卵が着床できる準備が整います。月経期排卵した卵子と精子が結合して受精卵となり、子宮内膜に着床すれば妊娠が成立します。妊娠しなかった場合は、黄体はしぼんで消失し、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌がともに減少。不要になった子宮内膜は、はがれ落ちて血液と一緒に体外へ排出されます。これが月経です。

おりものからわかる月経周期

おりものは、ある程度の周期で性状が変わります。排卵日が近づくと「おりものの量が増えるみたい」と感じる人も多いのではないでしょうか。自分なりにおりものの変化のパターンを知っておけば、「そろそろ排卵日かな?」とか「生理が近いかも」などと、からだの周期を知る目安になります。

★月経直後~卵胞期 (増殖期)

月経直後は、血液が残っておりものと混じった茶色~褐色状態に。その後、一時量が減ってサラリとした状態になります。排卵期にもっとも量が増えるのはこの時期。透明でゼリー状のよく伸びるおりものが2 ~3 日続きます。ときには血液が混じることもありますが、においは強くありません。

★黄体期(分泌期)

次第におりものの量が少なくなり、白濁したのりのような粘り気のある状態に。下着につくと黄色っぽく見えることもあります。月経前再び量が増え始めます。白濁していて、下着につくと黄色っぽく見えることも。そして次第に、においが強くなってきます。月経の数日前から、粘液に少量の血液が混じることもあります。

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