実は生理用品が原因かも?生理中のデリケートゾーンの肌トラブル

月経前のニオイは、気にしすぎかも……

デリケートゾーンのニオイは、月経周期に合わせて微妙に変化します。「生理前や排卵前など、個人差はありますが、ホルモンの影響で体臭が変わることによるものです。

また、女性の嗅覚もホルモンに左右されるので、“よりニオイに敏感になる時期=自分がニオう時期”と感じる人も多いようです。でも、血液はほぼニオワナイので、生理の経血自体のニオイを気にする必要はまずありません。

ナプキンによる摩擦とむれに注意

デオドラント効果のあるものや、肌に優しいタイプなど、使い捨てナプキンはどんどん進化しています。でも、残念ながら、生理用品が原因でかぶれる人は少なくありません。

一般的に「紙ナプキン」と呼ばれる使い捨てナプキンは、素材がポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、高分子吸収体といった石油由来のものが多く、デリケートな肌が苦手とする素材がほとんど。これらの素材が長時間デリケートゾーンに密着し、こすれたり、むれることで肌の弱い方などは炎症を起こし、かゆみや赤みなどが起こります。

生理中の肌トラブルは、赤ちゃんのおむつかぶれと同じ原理だと考えるとよいでしょう。通気性のよいナプキンも市販されてはいますが、それでもナプキンをしているときはナプキンをしていないときより、1.3 ~2 倍もむれやすいといったデータもあります。
例えば、夏になって汗をかきやすくなると、いつもと同じストッキングをつけているのに、ゴムがあたる部分で炎症を起こすといったことはありませんか? 湿度が高い、汗をかく状態になると、肌はデリケートになるのです。

肌トラブルには「布ナプキン」も

ナプキンはさまざまなタイプを試して自分に合ったものを見つけるのが一番よいのですが、紙ナプキンがどうしても合わないという人には、綿100 %の布製のナプキンを使うという方法もあります。

生理中の肌トラブルの主な原因は「ムレ」によるもの。布ナプキンは紙ナプキンに比べて通気性がよいのが特徴です。また、布ナプキンのほうが肌触りも優しいので、摩擦による刺激も減らすことができます。

洗う手間や外出時の不安もあるかもしれませんが、今は布ナプキンの種類も豊富で関連グッズもたくさん用意されています。布ナプキン用の消臭バッグも売っているので、外出先での交換も心配ないでしょう。

使い捨ての紙ナプキンに合うものがない方は、このような布ナプキンを試してみることもオススメです。

生理用品の使い方や下着の選び方に注意

月経前には女性ホルモンの影響で、皮脂腺が刺激され、皮脂が多く分泌されるようになります。皮脂があまりに多いと腺の出口が詰まり、皮脂腺中の脂肪酸が酸化し、ニオイが強くなります。ただしこれらは、どの女性にも起こりうる一般的なことで、あなただけの問題ではありません。

気をつけたいのは、ナプキンによるムレ。性器周辺は汗をかきやすいので、長時間取り替えずにつけていると、雑菌が繁殖しニオイを招きます。ショーツは通気性がいいものをつけ、3時間程度でナプキンを交換し、生理中はガードルをはかず締めつけから解放させてあげましょう。

そのニオイ、もしかして病気が隠れている?

肉や脂っこいもの、ニンニクやニラなどのニオイの強いものを食べると、性器周辺が臭うことがあります。ただし、これらは一時的なものなので、本当に気にしたいのは、おりものがニオイです。

おりものがいつもと違うニオイを発したら、要注意です。正常なものは甘酸っぱいニオイがし、半透明か白色で、乾くと黄色っぽくなります。何らかの異常があるときは、ニオイや色が変わり、痛みやかゆみを伴うことがあります。

下記のリストを参考に、心配な人はおりものチェックをしてみよう。
※〈おりものの異常でわかる主な病気やトラブル〉

【トリコモナス膣炎】

黄色・黄緑色のおりものが出て、膿のような悪臭を伴う。外陰部にかゆみがあり。性交感染に加え、プールでも感染することがある。

【淋病】

おりものが黄色い膿のようになり、量が多く悪臭を伴うこともある。下腹痛・排尿痛が出ることも。性交感染が主な原因。

【クラミジア】

おりものがやや増え水っぽくなるくらいで、自覚症状はほぼない。病気が進行すると下腹部痛や性交痛、月経時以外の出血など。

【尖圭コンジローマ】

おりものが増え、やや悪臭がする。外陰部に尖ったイボ状のものができ性交時に痛みが伴うことも。パートナーとの早期治療が大切。

【カンジダ膣炎】

白くてポロポロした、カッテージチーズ状のおりものが出て、外陰部に激しいかゆみを伴う。カビの一種・カンジダ菌による炎症。【子宮の病気】
茶褐色やピンク色のおりものがある場合は、子宮内の病気の可能性が。子宮頸がん、子宮体がん、子宮頸管ポリープなども心配。

温水洗浄便座は使用方法に注意

温水洗浄便座は使い方を誤ると、逆に病気の原因にもなってしまうもの。正しい使い方を知っておきましょう。

最近ではほとんどの洋式トイレについている温水洗浄便座。ビデの歴史は意外と古く、現在のような形のビデが生まれたのは18世紀であるといった説もあります。昔の人にとっても、それだけ陰部を清潔に保つことは重要だったということかもしれません。

ビデを使うのが習慣化していると、排尿後、なんとなく温水洗浄を使っている、という人がけっこう多いのではないでしょうか。排便後用のウォシュレットを排尿後に使うと、勢いが強すぎて、周囲の菌を尿道内に押し込んでしまい、これが原因で膀胱炎になってしまうことがあります。

ビデを使う場合は、排尿後にビデでやさしく温水を当て、トイレットペーパーで押さえるように拭くのが正しい使い方。温風がついている場合も、いきなり温風をあてるのではなく、トイレットペーパーで拭いてからにしましょう。

また、ウォシュレットのビデはあくまでも外陰部を清潔にするためのもので、膣内を洗うようにはできていません。膣内に温水を入れようなどとは試みないようにしてください。

膣内洗浄には携帯用ビデを

「生理があと少しで終わりそうなのだけど、なんとなく気持ちが悪い」といったときなどは、携帯用ビデを使うのがオススメです。

経血などの生理の残留物が残っているときや、ストレスなどで抵抗力が落ちて膣内に細菌が繁殖しそうなとき、衛生面のよくない場所への旅行、おりもののケアなどに、携帯用ビデが役立ちます。

ただ、洗いすぎると、やはり善玉菌も少なくなってしまうので、膣内環境にとってマイナスに。携帯用ビデの水は精製水で、中にはAg( 銀) 配合でさらに制菌作用を謳ったものなどがあります。ノズルの形もメーカーによって少しずつ違うので、自分に合ったものを探してみてください。

タンポンとナプキンの使い分けは?

タンポンとナプキンの違いは、簡単にいってしまえば、生理のときの経血を中で処理するか外で処理するかということです。

まず、ナプキンの一番の特徴は、装着のしやすさです。生理が始まって間もない女の子でも、簡単に違和感なく装着することができます。大きいものだとオムツに近いくらいお尻を覆ってくれるものもあるので、漏れが心配なときには安心感もあり、欠かせません。

一方タンポンは、装着が難しく、生理が始まって間もないような若い女の子には少しレベルが高いかもしれません。かといって、使い方を手取り足取り教えてもらえるわけでもないので、自分で練習を重ねるしかありません。装着の仕方や入れている状態に慣れるまで時間がかかる人もいるでしょう。使い初めには、挿入時に痛みを感じる人が多いようですが、挿入に慣れていないことと角度の問題。実際には男性器よりもずっと細く小さいのですから、慣れれば痛いはずはないのです。

タンポンは、中で経血を吸い込んでくれるので、経血が出てくるときのドロッとした感覚がほとんどありません。また、身体の内部にある分、ニオイが外に漏れにくいのと、経血と肌との接触面積が少ない分、蒸れにくいというのが特徴です。

タンポンのメリット、デメリット

生理が来はじめて間もないうちは、ナプキンを利用することをおすすめします。運動する人や経血量が多い場合は、単独使用では漏れてしまう心配も拭い切れないので、タンポンとナプキンを併用するというのもアリだと思います。

生理のときのドロっと感や匂い、蒸れなど、何か不満や不安が出てきたら、タンポンを併用して改善を試みるというのが対処法としてはベストなのではないでしょうか?

ちなみに使っている生理用品のアンケートによると、過半数以上はナプキンでタンポン派というのは2割程度です。

★ナプキンのサイズ

漏れはナプキンのサイズが合っていないということが原因になっていないか確認する必要があります。いつも同じサイズで失敗するという場合はサイズを1 つ上げたほうがいいかもしれません。

また軽い日、重い日、寝るとき用と使い分けるのも考えてみてください。生理用ショーツを使うのも漏れを防ぐ有効な手段です。

★ナプキンかぶれ

ナプキンを使うというのであれば、清潔さを保つためにも、こまめにナプキン取りかえるようにしましょう。紙ナプキンは経血を吸うと通気性が悪くなってそのまま放置するとかぶれの原因になります。

多い日などは3 ~4 時間を目安にして取り替えるぐらいでいいと思います。そして入浴時には、優しく綺麗に洗い流すようにすることを心がけて。

ナプキンは3 ~4 時間、トイレに行くたびに取り換えるつもりで行います。また、生理用ショーツを使うとずれにくくなります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加