デリケートゾーンの脱毛方法

欧米では陰毛を処理することはいまやマナー。海外に移籍したスポーツ選手やアスリートが真っ先に戸惑うのがVゾーンの処理だといいます。Vゾーンばかりか、衛生上の観点からデリケートゾーンも処理するのが多数派。日本の場合はまだそこまでは浸透していませんが、処理する人が増えてきたことは確実のようです。

わきの下や脚などの医療用のレーザー脱毛が日本で導入されたのが1997年あたり。その後、若い女性を中心に、脱毛は広く一般に浸透してきました。脱毛には、「レーザー脱毛」「電気脱毛」「光脱毛」などがあり、中でも「レーザー脱毛」の永久脱毛とされているものは高い効果が期待できます。

レーザー脱毛では、腕や脚、わきの下だけでなく、顔や背中、デリケートゾーンなど、ほとんどの部位で行うことができます。今では、女性のみならず男性でも脱毛する方が増えています。そして今、Vゾーンを脱毛するVID脱毛が若い女性に増えていることをご存知でしょうか。

VIDとは、デリケートゾーンのことを指します。

VIOラインとは

Vライン  前から見て小さい形の下着からはみ出すビキニライン
Iライン  肛門から校門まで
Oライン  肛門周辺
Vラインは、水着を着る際には絶対処理しなければならない部分ですし、細い小さい下着を着けるとIラインやOラインも気になります。カミソリなどで自己処理をしても、時間が経てばまた元通り……毛濃かかったり範囲が広かったりするとなおさらやっかいですよね。

そこで、人には言いづらいデリケートな部分の悩みを一気に解決してしまおうというのがVID脱毛。「私ハート型」「私は小さなY型」……そういえば、お笑い芸人の森三中の一人は「のり型」だと笑わせます。旅館の朝食に出てくる小さなタテ型の海苔だそう。そんなふうに、若い女性の間では、気軽なオシャレ感覚でVID脱毛も身だしなみの一つ、オシャレの一つとして広く普及しているようです。

デリケートゾーンを脱毛する理由

Vゾーンの処理は、かなり昔から行われていたことなので、身だしなみとしても容易に理解できることです。でも、昔はカミソリで剃ったり、不要な毛を抜いたりして、自分なりの工夫をしていました。ただし、デリケートゾーンを脱毛となると、そう簡単に自分ではできそうにもありません。どのような方法があるかを、大きく3つに分けて紹介します。

一般的に「自宅用脱毛器」⇒エステの脱毛⇒医療機関とエスカレートするようです。

自宅のムダ毛処理ではカミソリで剃ったり、毛抜きで引き抜いたり。でもまた生えきます。アメリカの調査によると、頭頂部は129日、わきの下は123日、陰毛は121日、まゆ毛は64日。わきの下毛は3日で約1ミリ伸びます。しかも、表面に出ている毛は、皮膚の下に隠れているものを含む総数の3分の1ほど。何回抜いても、パラパラと「予備軍」が生えてくるのでツルツルでいるためには、2、3日おきに処理を繰り返さなければなりません。薬局をのぞくと、除毛クリーム、除毛ムース、脱色剤、脱毛テープ、脱毛ワックス……。選ぶのに困ってしまうのが実情。どうやら除毛、脱毛のたぐいは、大きく分けて、毛の色を変える脱色剤、毛を切る除毛剤、抜き取る脱毛剤の3タイプがあるようです。脱色剤は黒い色素メラニンを分解し、茶色や金色に変えて目立たなくするもの。除毛剤は化学的に毛のたんぱく質を切断します。脱毛剤はテープやゼリー、ワックスを密着させてからベリッと引きはがします。対象面積の広い手足には脱色剤や脱毛テープ、カーブを描くわきには除毛クリーム、などの使い分けが必要。脱毛剤はおよそ3週間、脱色剤は2週間、除毛剤は1週間が目安だとか。

自宅脱毛には後遺症がある

誰にもみられずにお手入れできる自宅脱毛は便利なものですが、後遺症も考えておかねばならず、除毛クリームを足に塗ったらかゆくなってしみが残った、脱毛テープを腕に張ったら赤くはれた、入浴時にこすったらただれた、などの苦情が国民生活センターに寄せられているといいます。除毛クリームは皮膚のたんぱく質にも影響し、長時間塗ったままにしていると皮膚炎をおこすこともあります。脱毛テープなどは、毛の生える方向と逆の方向に引っぱって抜きとりますが、その際、真皮のなかで毛根を包む毛包(もうほう)にダメージを与える可能性もあります。そこに病原菌や刺激物が侵入すると、毛穴が赤くはれ上がり、毛包炎になることさえも。炎症が繰り返されると、毛包が変形し、色素が沈着することもあります。どの処理剤を使うにしても、少なからず皮膚に影響があるので、使用時間や体調など、使用上の注意をよく守ることが重要になってきます。

エステティックでも脱毛

エステティックサロンで行っている脱毛の多くはレーザー脱毛ではなく、電気針永久脱毛です。でも、体に針を指す行為は、医師にしか認められていないので、医事法違反になります。何の国家試験資格も医師免許ももたないエステティシャンが行うわけだから、トラブルがおきないわけはありません。エステでもレーザーを使った脱毛も行いますが、使用するレーザーではあってもとてもレーザー脱毛とはいえないようなものであることが多いようで、ダイオーレーザーという半導体のレーザーや高周波、ラジオ波をいったたぐいのものまであります。これらは医療用レーザーとはまったく性質が違い、1~2回の照射ではとても毛根を破壊する力などありません。さらに、治療にかかる時間も違います。エステのレーザーは医療用とは比べ物にならないほど弱いから、何回も同じ毛にレーザーを当てて毛根を弱らせて退治していくことになります。それじゃ、毛根1本ずつを破壊する電気針脱毛法と時間的にかわらなくなってしまいます。

電気脱毛は、毛包に挿入した金属性の細いプローブ(針状のもの)に電気を流し、毛の成長部を壊して再生を止めます。でも毛根1本ずつに治療を行うので、気長に行えば、むだ毛の悩みから解放はされますが、時間と費用がかかります。ただし、針を刺すことは医療行為にあたり、エステで行うのは本来は違法なのですが、エステで行う永久脱毛に関してはその他の方法を組み合わせて脱毛していくので、“グレーゾーン”とされているのが現状です。

クリニックで行うレーザー医療脱毛

クリニック(医療機関)では医療用レーザーが使用できるため、エステに比べ高い効果が期待できます。また、医師による「医療行為」として行われるため、診察、施術、術後のケアと、最も安心して任せられる方法といえます。

従来から行われていた電気針による永久脱毛法も、レーザー脱毛法も、基本的には発毛組織を破壊するという点では同じ。毛のつくりだされる毛球部を壊してしまいます。従来の電気針の場合にはムダ毛の毛穴に針を指して破壊するので、1回に1個の毛球部しか破壊できません。その点、レーザー医療用脱毛では1回に直系10ミリの範囲に入っている全部の毛球部を破壊することができます。しかも毛をつくる司令塔のような役割をしている毛乳頭、実際に毛をつくっている毛母、この2つを保護しているプロテクターである毛包の3つの細胞を破壊し、毛細血管とのつながりを切ってしまいます。よもや毛細血管が細胞に栄養を送ろうとしても、先の細胞がなくなっているので、ムダ毛は再生できなくなります。毛穴のなかに何もなくと、毛穴自体がどんどん萎縮して小さくなり、最終的には毛穴の存在すらもわからなくなります。ただ、照射する10ミリ範囲のなかにヘアサイクルの途中にあって完全休止期にある毛などがあると、打ちもらしが生じ、マレに生えてくることがあります。それは表面にはまったく出ていなかった毛なので、いったんレーザー医療脱毛の標的になったムダ毛なら、再度生えてくることは絶対にありません。

むだ毛は処理のデメリット

人間の体、必要なところに必要な器官があります。毛だって同じではないでしょうか。必要があってそこに生えているもので、一見、むだのように見えても、決してむだではないのではないか……そんな原点回帰の疑問が浮かびます。危険を覚悟してまで、なぜ処理しなければならないのでしょうか。むだ毛の処理は現代女性の常識です。近ごろは男性も「毛深いのはもてない」と抜いてしまいます。頭髪は男も女も後生大事にするのに、わき毛、すね毛、腕の毛等は「むだ毛」といいます。同じ毛なのに差別ですよね。「むだ毛をそっていますか」と女性に尋ねれば答えはほぼ全員イエスでしょう。でも、むだ毛はかつて「むだ」ではなく、人間の先祖が樹上で生活していたころ、非力な子どもは木にぶら下がるときに枝にぐるりと手を回し、わき毛をつかんで体を支えたのではないか、という説があります。母親がわき毛に子どもをつかまらせて移動していたとするという説も。今もわき毛は、歩くときにわきの皮膚が擦れないように保護しています。さらにむだ毛は免疫の最前線にある皮膚からの外敵進入を守る役割もあります。

むだ毛を抜こうとすれば、けっこうお金がかかり、脱毛関係業界は今や3千億円産業。あこがれのツルツル状態にするには何10万円もかかるし、痛みも伴います。わき毛の脱毛には平均で20時間かかります。

そこまでして脱毛するメリットがあるのだろか、といいたくもなりますが、逆にデメリットを探してみても、学者にもさえもよくわからないようです。本来、体毛は「皮膚の保護・保温」、「紫外線防止」などの役割を担っていますが、こと陰毛に関しては、「性感帯」、「デリケートゾーンの保護」といった役割があります。特に重要なのが「デリケートゾーンの保護」で、ウイルスや雑菌の膣内への侵入を防いだり、デリケートゾーンへの衝撃を和らげるクッションの役割も果たしたりしています。デリケートゾーンを極端に脱毛することで、そういった機能が失われてしまうというデメリットもあるのです。デリケートゾーンの脱毛を考えている方もそうでない方も、一度、脱毛する方法や脱毛のメリット・デメリットなどを比

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